格安なリゾマン(リゾートマンション)は買うべきか?
数十万円という格安なリゾマン(リゾートマンション)が販売されています。温泉やプールなどの豪華設備があるのに、格安な値段で販売されていますので、リゾマン購入に揺れる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、リゾマン購入の判断をするのは本当にお買い得であると言えるのでしょうか。購入してからの維持も、ちゃんと考えて判断しないといけませんよ。
■ 目次 ■
リゾマン(リゾートマンション)とは
「リゾマン(リゾートマンション)」とは、リゾート地に建てられたマンションのことです。スキー場として有名な「苗場」だったり、温泉地として有名な「越後湯沢」「熱海」「箱根」「伊豆」などに建設されたマンションで、温泉やプールなどの豪華な設備を売りにしています。
観光地に建てられているため、通常の生活で使用するのは難しいのではないかと思います。観光地で仕事を見つけて移住するのであれば別ですが、週末や長期休暇の時だけに利用するのは現実的ではないと思います。
リゾマン(リゾートマンション)のよさは、「非日常」を味わうことができるのがメリットだと思います。海外旅行という非日常を何日も行ってから、自宅に帰ると自宅のよさを実感するものです。
リゾマン買うべきか
結論から言うと、「リゾマン(リゾートマンション)」は買うべきではありません。その理由を綴ります。
管理費/修繕積立金が高い
「リゾマン」も「分譲マンション」も管理費と修繕積立金を支払う必要があるのはご存知だと思います。
ところが、「リゾマン」の場合は、温泉やプールなどの豪華な共用設備を維持するための管理費と修繕積立金の金額が高いです。
管理組合の話し合いで、管理費と修繕積立金を安くすることも可能ですが、安くした分どこかの維持コストを下げる必要が出てきます。プールや温泉が使用できなくなったり、コンシェルジュを置かなくしたりとしわ寄せがでてきます。
そうなると、せっかくの「リゾマン」の非日常が味わえなくなり、「リゾマン」の意味がなくなってしまいます。
家族でくつろげない
「リゾマン」は、リゾート地で過ごすことを目的として設計されています。3LDKなどのファミリーで住むような部屋というよりは、1LDKや2LDKなどの少人数で快適に過ごすようになっています。日常を過ごすマンションとしては、向いていません。
生活必需品がない
「リゾマン」の近くに、スーパーマーケットなどの日用生活雑貨が販売されていればよいですが、商業施設が豊富にありませんので、日常生活に困難を覚えるでしょう。仮にあったとしても、販売価格が高いことでしょう。
コンビニエンスストアがあったとしても、毎日のお買い物をコンビニでするというのも日常生活に差し障りがあるのではないでしょうか。また、外食しようと思ってもお店自体がない場合も考えられます。
最近は、インターネットで何でも買える時代です。必要なものは、通信販売で購入すればよいと考えるかもしれませんが、実際のモノを見て購入できないのは困る場合があります。
病院がない
もし病気や怪我をした場合、近くに病院や薬局がないと困ります。「リゾマン」の近くで、病院や薬局を探すのは困難です。あったとしても大きな病院のように専門医が常駐していることは稀です。ましてや入院設備のある病院はないのではないでしょうか。
おわりに
いくら格安な値段で販売されているリゾマンでも手を出すのはリスクが高いと言わざるを得ないでしょうね。リゾート地へは非日常を求めていくのが楽しいのではないでしょうか。毎日がリゾート生活だと、逆に飽きてしまうかもしれませんね。
格安なリゾマン(リゾートマンション)は買うべきか?
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